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7月20日トーク・セッション・シリーズ「人工知能と私たちの未来」第2回起業家編を開催します。

来月の20日ですが、 孫 泰蔵さんのミスルトさんの主催で、トーク・セッション・シリーズ「人工知能と私たちの未来」第2回起業家編を開催します。司会は、 西村 真里子 さんがつとめます。 お申し込みは、こちらから。http://ailife201702.peatix.com/ 起業家の皆さんにとっても、これから起業を考えている人にとっても、これからの技術とイノベーションの動向は大きな関心事だと思います。 「人工知能技術」は、今後、相当長い期間にわたって、テクノロジーの変化の中核の位置を占め続けるだろうと考えています。起業家の皆さんが、この技術に注目するのは当然のことです。 同時に、現在の「人工知能技術」の到達点、すなわち、何ができて何ができていないのかの、正確な評価が不可欠だと考えています。講演では、「人工知能技術」の到達点と課題について触れたいと思います。 丸山は、起業や経済の専門家ではありません。 ただ、分野・関心の異なる人たちとのクロス・トークが、お互いにとって有益な情報交換となることを確信しています。 多くの皆様の、参加をお待ちしています。

MaruLabo+JAZUGの「ディープラーニング・クラウド・ハンズオン」

MaruLabo+JAZUGの「ディープラーニング・クラウド・ハンズオン」の日程が決まりました。8月5日(土曜日)です。会場は、品川のMicrosoftさんです。 募集の詳細は、来週の頭に、申し込みページを公開しますので、もう少し、お待ちください。 Azure上のData Science VMのGPU環境を使って、CNNを勉強します。フレームワークとしては、CNTKのpython版を使います。 Microsoft Azure Notebooks https://notebooks.azure.com/cntk/libraries/tutorials の CNTK_103A, 103B, 103C, 104D のMNISTを課題とする予定です。(日本語に翻訳しておきます)オプションとして、CIFAR10も用意しておきます。 CNNをきちんと学びたい人には、いい機会だと思います。

東京に帰る。

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週末、友人を案内したのだが、お目当のサロベツ原野のエゾカンゾウが、今年はなぜか全滅だった。何が起きたのだろう? 今年は、5月に雪が降ったりしたので、寒さでやられたのかも。最近、こうした不作の年が増えている。大自然というが、自然は、意外とデリケートなものだ。 でも、暖かい海岸線沿いには、たくさんの花が咲いていた。黄色いのがエゾカンゾウ、赤いのがスカシユリ、白いのは、わからない。ここには写っていないが、真っ赤なハマナスも咲いていた。 本当は、サロベツ原野一面が花で埋まるのだが。残念だ。 もう一つ残念だったのは、友人たちには、海の向こうに利尻山があることを「説明」したのだが、雲しか見えなかったこと。昨日は、写真のように山のふもとだけは見えたのだが。 見えないものの存在を伝えるのは難しい。海に浮かぶ山は、本当は存在しないのだと思っても不思議ではない。 ANAの飛行機に WiFiが導入されていた。嬉しくて、すぐに試した。arXiv の論文をみたり Kindleを使ってみたり。でも、途中で気づいた。乗る前にダウンロードしとけば、飛行機でWiFi使う必要ないなと。1,000円損したみたい。   まあ、いいか。

エントロピー「極小史」

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「エントロピー」という概念は、19世紀に、カルノー、クラジウスらの熱機関の熱効率の研究から生まれた。 それは、産業革命を引き起こした、当時の最先端技術であった蒸気機関の基礎理論として、極めて実践的な関心に裏付けられたものだった。 僕が、初めて熱力学にふれた何十年か前には、ピストンの絵や「カルノー・サイクル」のグラフが、必ずでてきていた。 ボルツマン、ギブス、ヘルムホルツらの統計力学の確立とともに、エントロピー、自由エネルギー、分配関数、Softmaxの原型である正準分布(カノニカル分布)といった理論体系が整備される。19世紀の後半のことだ。統計力学は、20世紀の量子力学を準備する。 エントロピー概念の次の飛躍は、20世紀の中頃のシャノン(写真)の「情報理論」の登場による。 シャノンは、熱力学とは全く独立に、情報量の概念を発見するのだが、その概念にエントロピーという名前をつけることを勧めたのは、フォン・ノイマンだと言われている。 「あなたは、それをエントロピーと呼ぶべきだ。二つの理由がある。第一に、あなたの不確実さの関数は、統計力学では、その名前で使われてきた。だから、それにはすでに名前がある。第二に、もっと大事なことだが、誰もエントロピーが実際に何なのかを知ってはいない。だから、論争では、あなたは常に優位に立てる。」 フォン・ノイマンは、コンピュータの世界でも大きな仕事をした天才だが、ちょっと変な人だ(先の二番目の理由も、ちょっと変だ)。 キューブリックの映画「博士の異常な愛情」(原題は、『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』)の主人公のマッド・サイエンティストのモデルは、フォン・ノイマンだとも言われている。 https://goo.gl/BHR4Pm フォン・ノイマンは、エントロピーに関しても、大きな仕事をしている。   S = - Tr (ρ log ρ ) ここで、ρは密度行列、TrはそのTrace(行列の対角成分の和)。これを、フォン・ノイマンのエントロピーと呼ぶ。量子力学的なエントロピーの最初の定式化である。 エントロピー概念の次の飛躍は、1970年代に起きる。ベッケンシュタインが、ブラックホールがエントロ

ディープラーニング・クラウド・ハンズオン再開します

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クラウド・ベンダーの協力を得て、MaruLaboとクラウド・ベンダー・コミュニティとの共催で開催してきた「ディープラーニング・クラウド・ハンズオン」を、7月から、再開します。 最初は、JAWS-UG AI さんとの共催で、7月22日(土)、アマゾン目黒オフィスでの開催です。お申し込みは、今週の火曜日6月22日から開始です。https://jawsug-ai.connpass.com/event/59674/ 今回のテーマは、ディープラーニング技術の中で大きな成功をおさめている画像認識技術のCNNです。 現在、Googleさん+TFUGさん、Microsoftさん+JAZUGさんとの打ち合わせが進んでいます。近日中には、こちらの開催予定も、お知らせできると思います。 今回のクラウド・ハンズオンについては、開催の前提として、次の点を確認しました。 ・ディープラーニングの初心者向けの学習コースへのニーズは、広く存在している。 ・IT技術者のディープラーニング学習には、クラウド環境の利用がもっとも適している。 あわせて、前回までの取り組みの反省を踏まえて、いくつか新しいことを試して見ようと思っています。 ・「環境構築とサンプルの実行で終わってしまった」-->  ハンズオンの時間を延長する。 ・「処理の全体の流れがわからない」「個別の処理が何をしているか理解できない」「コードに触っていない」「プログラムを修正・変更してみたい」--> Kaggle https://www.kaggle.com/ のKernel を使って見ようと思っています。 例えば、今回のJAWS-UG AIさんとのコラボでは、次のものを利用しようとしています。(多少、変更あるかもしれませんが) Kirill Kliavin氏の"TensorFlow deep NN" https://www.kaggle.com/kakauandme/tensorflow-deep-nn を教材として利用しようかと思っています。 今後予定のハンズオンでも、プラットホームとしてKaggle を有効に利用したいと考えています。最終的には、学習者が自分で課題を見つけ勉強を進めることができていけばいいと考えています。 最後に、今回は、ハンズオン有料

稚内へ。丸山事務所のお二人。

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マルレクの運営でいつもお世話になっている丸山事務所の松倉さん、大森さんを、稚内に案内。期待のサロベツの花は、ダメだった。残念。 吉永小百合がロケで泊まっているというホテルに、お二人は、泊まることに。逢えるといいな。

「煙はこちらに向かって吐いてください」 

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喫煙所の中でも、ここまで言われるのか。