Bob Dylan "Triplecate"

ボブ・ディランの"Triplecate"を聴く。Samplerというダイジェスト版だけど、10曲入っている。SpotifyでもGoogle Musicでも聴ける。多分、Apple Musicでも。(Apple Music、やめようとして色々いじったが、うまくいかず、結局、やめ方中途半端なまま、課金だけされて、Androidでは聴けなくなってしまった。ヒドイ。)

「センチメンタル・ジャーニー」や「スター・ダスト」なんか懐かしい気になる。いいかも。と、思うところもあるのだが。でも、なんか引っかかる。

ボブ・ディランが、気分は、シナトラになっている。歌はヘタだけど。僕の好きなエイミーもガガも、スタンダード・ナンバーをトニー・ベネットとデュエットをしているのだが、ボブ:ディランは、一人で出来上がっている。カラオケで、おじさんが持ち歌の「マイ・ウエイ」を、上手に得意げに歌っているのを聞いたのに似た気分になる。

最近のディランのインタビューを読んで、さすがだな、鋭いな、なかなか面白いなとも思ったのだが、スタンダードへの回帰というが、多分、彼は、新しい詩を作ることがもうできないのだろう。(ノーベル文学賞をもらったのにね)

ジョン・レノン、ボブ・ディラン、ポール・マッカトニーは、それぞれ一つ違いの、ほぼ同じ世代だ。そう思うと、この中では、一番若いとはいえ、ポールの元気さは、すごいと思う。

でも、待てよ。

人は誰でも歳をとる。どんな歳のとりかたをしようが、ボケようが、それを他人がとやかくいう必要はないと思う。余計なお世話だ。半分、ボケが入っている自分が言うのも、なんかおかしいが。

そうだ。10年もしないうちに、彼らと同世代になって、新しいことについていけなくなったら、リーマンとかアインシュタインの話をしよう。その前に、もっとボケるって? 余計なお世話だ。

ボブ・ディランさん、ごめんなさい。お元気で。

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