「たとえ話で理解する「量子暗号」 2 -- 共有キーの構成」

【 「たとえ話で理解する「量子暗号」 2 -- 共有キーの構成」公開しました】

昨日の「たとえ話で理解する量子暗号」の第二弾として「共有キーの構成」を公開しました。お楽しみください。

https://youtu.be/lsjSDYVGuD4?list=PLQIrJ0f9gMcOLx0Fm-G0wbNnIRr-GfP2z

スライドのpdfは、次からダウンロードできます。https://drive.google.com/file/d/19u6mU7HIDUuPQSpDktPuZ871hWANuKEe/view?usp=sharing

4種類のコインとコイントスを使って、量子暗号 BB84をシミレートしているのですが、今回は、AliceとBobが共有するキーの構成法を紹介します。

Aliceがランダムな入力ビットのそれぞれに対して、どのようなエンコードを行ってビットをコインにエンコードし、BobがAliceから送られるコインを、どのようなデコードを用いてビットを出力するのかの、エンコード・デコード情報をAliceとBobが公開しても、その公開情報だけからは、共有キーの情報は得られないことを説明します。

ここまでは、順調に進みました。

ただ、こうしたやり方には問題もあります。それについては、次回に説明します。是非、何が問題かお考えください。(ヒント:共有キー構成のプロトコルは「盗聴」されても安全か?)

9/4 マルレクでは、情報とエントロピーにまつわる、様々なエピソードを紹介しようと思っています。ぜひ、お申し込みください。https://info-entropy3.peatix.com/

まとめページは、 https://www.marulabo.net/docs/info-entropy3/ です。スライドのpdfにアクセスできます。


コメント

このブログの人気の投稿

マルレク・ネット「エントロピーと情報理論」公開しました。

初めにことばありき

宇宙の終わりと黒色矮星