12月の丸山の活動について

【  12月の丸山の活動について 】

現在、丸山は、MaruLaboページのリニューアルに取り組んでいます。

これまでのMaruLaboページは、毎月告知して開催してきたマルレク・マルゼミの内容に興味を持った人に向けられたものでした。ページは、「今月のマルレク・マルゼミ」というコンテキストの中で、その時々のセミナーの資料を公開する場でした。

ただ、こうしたコンテキストを離れて、以前のセミナー告知の際には興味がなかった人や、初めてMaruLaboサイトを訪問した人が、これまでのMaruLaboのページを見ると、背景説明もなく過去のセミナーのはだかの資料が置かれているだけの無愛想なページに見えたと思います。

MaruLaboページのリニューアルの目標のひとつは、それぞれのMaruLaboページを、セミナーとは独立した、それ自体完結したコンテンツとして、アクセスしたユーザー誰にとっても、読んでもらいやすいようにすることです。

もうひとつ改善したいことがあります。

MaruLaboのセミナーは、毎月様々な異なるテーマで開催されてきました。それ自体は、悪いことではないと思います。ただ、それらの資料ページでMaruLaboのサイトは構成されているのですが、サイトのトップページの印象は、あれもあればこれもあるといった、乱雑なものに見えていたと思います。

MaruLaboは、どのようなテーマに主要に関心を持っているのか、また、あるページと関連するページがどこにあるかは、すぐにはわかりません。内容が難しいページもあれば初心者を念頭に書かれたページもあります。

リニューアルの目標として、これまでのようにセミナーごとに資料を置くだけでなく、それらを横断する構造を示すことができればと考えています。

現在、「エントロピー」「エンタングルメント」「計算科学と計算複雑性」といったMaruLaboの主要な関心に関連するページのポインター・ページを作り始めています。(実は、「量子論と量子コンピュータ」というテーマの関連ページのまとめは、ページの数が一番多くて、まだ手がついていません。ごめんなさい。)

MaruLaboのリニューアルには、さらにもうひとつ課題があります。

現在のMaruLaboのもっとも活発なユーザーは、YouTube経由でMaruLaboのコンテンツにアクセスする20代の若者です。ただ、MaruLaboの古いコンテンツは、動画対応していません。

すべてのコンテンツを動画化することは、時間的にも、機材的にも(稚内には、Mac一台とピンマイクしかありません)難しいのですが、重要なコンテンツについては、是非、動画化したいと考えています。

現在進行中の「型の理論入門」のトーキー化はそうした取り組みです。今時、音のないサイレントの動画なんて。また、セミナーとして予告していた「量子ゲートで学ぶエンタングルメント」も、内容的には以前のコンテンツの動画化です。

うれしいことに、MaruLaboページのリニューアルに取り組んでまだ半月ですが、この取り組みで、MaruLaboサイトの訪問者もページビューも、二倍以上に増加しました。逆に言えば、これまでは、よほど利用しにくいサイトだったのでしょうね。

やるべきことは多いのですが、改善の方向は分かってきたと思います。

がんばります。


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