MaruLabo Presents
12月17日 クラウドを利用した新しいスタイルで、ディープラーニングのハンズオンを行います。
以下、丸山からのメッセージです。
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今回のハンズオンは、ディープ・ラーニングの応用として最大の成果を納めている「画像認識」技術を素材として、ディープ・ラーニングの基礎を学ぶことを目的としています。個人の興味としてではなく、会社で、AIの取り組みを始めようとしている人には、ちょうどいい入門講座になると思います。
今回のハンズオンは、ディープ・ラーニングの応用として最大の成果を納めている「画像認識」技術を素材として、ディープ・ラーニングの基礎を学ぶことを目的としています。個人の興味としてではなく、会社で、AIの取り組みを始めようとしている人には、ちょうどいい入門講座になると思います。
まず、はだかのTensorFlowで、DNN (Full Connect Multi-Layer Feed-Forward Neural Network) の基礎を学びます。そのあとは、Kerasを使おうと思っています。ディープ・ラーニングを実際に使う上でで重要なことは、モデルを変更したり、メタ・パラメーターを変更して、推論の制度を上げることなのですが、今までのハンズオンでは、なかなかそこまでできませんでした。Kerasなら、そういうことが簡単にできます。
丸山は、角川アスキー総合研究所と、ディープ・ラーニングの「6時間集中講義」を何度か行ってきました。ただ、それは「座学」でした。「6時間集中講座」に参加された方、講義部分は重複がありますが、ぜひ、自分の手で実際に、ディープ・ラーニングを動かしてみる、このハンズオンにご参加ください。
丸山は、また、昨年来、MaruLaboとして、Googleさん、AWSさん、Microsoftさんと、それぞれのユーザーコミュニティである TFUG, JAWS, JAZUG の協力を得て、「クラウド・ハンズオン」を展開してきました。それは、以前から、ディープ・ラーニングの学習と開発には、クラウドのGPUを使うのが一番いいだろうと考えていたからです。
ただ、「クラウド・ハンズオンでは、いろいろ失敗も経験してきました。GPUの手配ができなくて、CPU10数個で代用したものの、時間内に機械の「学習」が終わらなかったり、GPU環境の構築に時間の大半を使ってしまって、ほとんど何もできなかったり。また、参加者は、クラウドのアカウントを事前に取得することが必須なのですが、苦労して周知したはずなのに、アカウントのない人が参加したり。
今回のハンズオンは、そうしたMaruLaboの「経験値(失敗のですが)」と、何より、クラウド上のディープ・ラーニングGPU開発環境の充実に依拠した、クラウド・ハンズオンらしい、新しいスタイルで行います。
まず、参加者は、クラウド・アカウントの取得・GPU確保等の「事前準備」は、一切いりません。主催者が、AWSさんと一括契約して、参加者分のハンズオン・アカウントとGPUインスタンスを、クラウド上に確保しています。その費用は、講習費用の中に含まれています。参加者は、自分のPC / Macを持って参加するだけで、面倒な環境構築をスキップして、すぐに、クラウド上のディープラーニングGPU環境が利用できます。
また、コンソールからのコマンド・ベースではなく、Jupyter Notebookを使って、ブラウザーベースで、ハンズオンを行います。エディターを起動してソース・コードを編集しなくても、モデルやメタ・パラメータを変更して、「学習・推論」を実行することが、簡単に可能になります。ハンズオン終了後、正式にクラウドのアカウントを取得していただければ、自宅や会社で、ハンズオンの課題を復習できる情報を参考として提供します。
(ハンズオン後の学習については、アカウントの取得に加えて、クラウド上での環境構築の一定の知識が必要になります。操作は比較的簡単なものですので、積極的にチャレンジされることを期待しています。ただし、ハンズオン終了後の環境構築については、主催者は、援助・協力できません。個人の責任でおこなってください。あしからず。)
今回のハンズオンでは、AWSの松尾さんが特別に登壇して、ハンズオンの直前にアメリカで開催されるAWS Re:Inventでのディープ・ラーニング関連の最新情報を提供してくれます。これも、楽しみです。
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