GPT-4は連想する力を持つ
【 GPT-4は連想する力を持つ 】
GPT-4の言語能力として、最初に紹介したいのは、それが「連想」する力を持つことです。
具体的には、ある文章を与えると、その文から「連想」できる文を多数生成することができます。文だけではありません。あとでみるように、短いフレーズや語についてもそれは、「連想」する力を持っています。
ここでは、それを文・フレーズ・語を生成する言語能力として扱っているのですが、一般化すれば、GPT-4は、新しい表現を創造する能力を持っていると考えていいと僕は思っています。
このスライドのサンプルは、GPT-4のものですが、ChatGPTでも同じことができると思います。ぜひ、お試しください。
例を挙げてみましょう。次のようなプロンプトをGPT-4に投げます。
「「暗い空の下高い丘の上の一人の少女」という文章から連想できる文章を20個作ってみてください」
次が、GPT-4の答えです。見事なものだと思います。
"少女は星空を見上げて、心に願い事をした。"
"彼女は高い丘の上から町の灯りを眺めていた。"
"少女は深夜の風に髪をなびかせながら立っていた。"
"彼女は静寂の中で自分の思考に耳を傾けていた。"
"少女は丘の上から、遠くに鳴る教会の鐘の音を聞いた。"
"彼女は闇夜の中で一人、夢を見続けていた。"
"暗闇の中、少女の瞳は月明かりに照らされて輝いていた。"
"少女は毛布にくるまって、冷たい風から身を守っていた。"
"高い丘の上に立つ少女の姿が、町の灯りに映し出されていた。"
"丘の上から見る景色は、少女の心に深い印象を残した。"
"彼女の思考は暗闇とともに、高い丘から遠くへと飛んでいった。"
"月明かりが少女の影を長く丘に投げかけていた。"
"彼女は一人で丘の上に座り、遠くの星を指でなぞっていた。"
"少女は大きな声で歌を歌い、闇夜に響かせていた。"
"彼女は夜の静けさに耳を澄ませ、自然の音色を楽しんでいた。"
"少女は月に向かって手を伸ばし、まるで触れられるかのように感じた。"
"星々の明かりが彼女の小さな世界を照らしていた。"
"彼女は丘の上から空にキスを送り、自分だけの秘密を分け与えた。"
"少女は高い丘の上から、まるで世界が自分のもののように感じていた。"
"彼女は丘の上で一人、時間が止まったように静かに座っていた。
この例は、同じ一つの文から、連想される文を20個生成したものなのですが、連想された文から、また新しい連想を生成し、連想を連鎖させることができます。こんな感じです。
「青く輝く石」->「母のサファイアの指輪」
「母のサファイアの指輪」->「特別な日の贈り物」
「特別な日の贈り物」->「誕生日の夜のパーティー」
「誕生日の夜のパーティー」->「美味しいチョコレートケーキ」
「美味しいチョコレートケーキ」->「幸せな笑顔の家族」
ショートムービー「連想と連想の鎖 」を公開しました。
https://youtu.be/Nysz2PZFIAM?list=PLQIrJ0f9gMcMZkwx9VXm46JJ57pNpix1b
資料 pdf「連想と連想の鎖」https://drive.google.com/file/d/1bjCO1sRceKryeZMnpC4v1VeP6DgRfX4G/view?usp=sharing
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