これまでと、これからと

【 これまでと、これからと 】

そろそろ、セミナーのコンテンツの終わりに近づいているのですが、あらためて、この間見てきたことを振り返ろうと思います。

このセミナーの基本的な関心は、シャノン・エントロピーの不思議な形が、どうやって導かれたのかということにあります。

これまでを、振り返ってみましょう。

シャノンは、「三つの条件」から、シャノン・エントロピーの式を導びきました。本セミナーの第二部で、それを見てきました。

Faddeev と Leinster は、「連続でchainルールに従う」という条件から、シャノン・エントロピーの式を導きました。本セミナーの第三部は、その導出に導出にあてられています。

これから、予定していることは、21世紀のエントロピー論を大きく変えたバエズのエントロピー論の紹介です。

バエズは、情報プロセスでの「情報の損失」という特徴から、シャノン・エントロピーの式を導びこうとしています。セミナーの第四部では、バエズが考えたこと紹介します。

今回のセッションでは、まず、「情報の損失」がどういう性質を持つのか見ていこうと思います。

ショートムービー:
https://youtu.be/FzloIjQ7uco?list=PLQIrJ0f9gMcO_b7tZmh80ZE1T4QqAqL-A

ショートムービーのpdf:
https://drive.google.com/file/d/1WW3kUbJX_KuYN3zoo91xEuUVQgye96a0/view?usp=sharing

5/28 マルゼミ「エントロピー論の現在」のまとめページを作りました。ほぼ毎日更新されると思います。ご利用ください。https://www.marulabo.net/docs/info-entropy5/

5/28 マルゼミの申し込みページを作成しました。
https://entropy-theory.peatix.com/

お申し込みお待ちしています。 


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