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Mojaveの電源トラブル

Mac の新しいOS Mojaveの電源トラブルについての現状です。 Mojaveにしてから、電源アダプターにつないでいても、バッテリーの充電ができなくなるという現象に悩まされていました。 結論から言うと、つい先日公開されたMojaveのバージョンアップ(10.14 --> 10.14.1)で、この問題、解決されてるように見えます。まだ、4日しか経っていないのですが。 楽観できないのかもしれませんが。 Mac Shopにマシンを持ち込んで、「ハードに異常はありません」と言われた日が最悪で、1日に、7−8回、あんなリセットやこんなリセットを繰り返したのですが、状況良くならず、バッテリーが完全になくなると初めて充電が可能になると言う状態でした。 ただ、その後、電源の完全エクスパイアーを二度ほど経験したある日から、状態が急によくなりました。3日ほど、正常な状態が続いて、Facebookに「うちのマシンは「自然治癒力」を発揮しました」と投稿しようとした目の前で、バッテリーの充電ができなくなりました。ばかやろうです。 今回は、その3日の記録を1日更新しました。前回は、「自然治癒力」頼みでしたが、今回は、Apple様のOSバージョンアップ頼みですので、根拠はないですが、たぶん、ききめは大きいと考えています。 (マシンが自然治癒しただけなのかもしれません。そういえば、僕が、この時期、数日風邪で寝込んだのは、Macの病気が、僕にうつったからかもしれません。僕のバッテリーもエクスパイアーしましたから。) ありがたいMojaveの最新版 10.14.1 ですが、別のトラブルも抱えているようです。HDMIのドライバーが更新されたのか、いままで問題なかったプロジェクターへの接続がうまくいきません。 先日のMSさんでのマルレクでは、プロジェクターに繋がらず(一瞬だけ繋がるけど、すぐ繋がらなくなる)、他の人からマシンを借りて(Mojaveの10.14でした)、講演をする羽目に。 これ、困るんだけど。 一難さって、また一難。 「それでも、新しい方が好き。」 Mac Shopでは、OSのダウングレードを勧められました。 多分、僕がちょっと軽い「病気」なんですね。

11/2 マルレクの様子です。

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本日のマルレクの様子です。たくさんの方のご参加ありがとうございました。 マイクロソフトの  佐藤 直生 さん、今回もお世話になりました。  内容少し詰め込みすぎでした。来年から始めようと思っている6時間コースの「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論基礎演習 II」で、きちんとフォローして行きたいと考えています。今日の内容、きっと完全に理解できるようになると思います。乞うご期待。

11/2 マルレク「量子アルゴリズム入門」の講演資料です。

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11.2 マルレク「量子アルゴリズム入門 -- 量子フーリエ変換を学ぶ」 https://q-algorithm.peatix.com/  の講演資料です。 https://goo.gl/DkRZHK  ご利用ください。 大変、申し訳ないのですが、11/2マルレクの開始時間が変更になりました。会場 19:00から確保したのですが、直前まで同じ部屋でイベントがあるとのこと。 参加者が少ないならなんとかなるとも思ったのですが、参加申し込みが140人あって満員状態なので、30分遅らせて、19:30からの開始にしたいと思います。こちらの確認ミスです。すみません。 今回のは、2時間の入門講座・概論講座ですが、全体像を掴むにはいいのではと思っています。来年からは、演習形式の「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論 II -- 量子アルゴリズム編」を始めたいと思っています。こちらも、よろしくお願いします。

息子の所に息子が生まれて一ヶ月。

まだ5kgぐらいなので、まだまだ小さい。息子はガタイがでかいので、その何十分の一ぐらい。でも身長は5cmも伸びた。一月に、5cm背が伸びた経験、自分の記憶にはない。これで普通だというから、赤ちゃんはすごい。 よく寝て、よく泣く。 寝るのは僕も得意だが、「世界の終わり」のように、全身でガン泣きする。赤ちゃん、ジムにもマラソンにも行かないが、泣くことが、自然な運動になっているんだと思う。僕も、泣きたいことはあるし、運動不足なので、あんなふうに泣いてみたいものだと思う。(真似しない方がいいのだろうか?) 僕も子育てはしていたのだが、すっかり、忘れていたことがあった。赤ちゃんは、一ヶ月もしないうちに笑うことを覚えるんだ。 笑う時、何考えているんだろうと思ったが、決して彼のアタマは空っぽではない。目があいてものの動きを追い、耳は音に反応するようになっている。彼のアタマの、現在進行中の変化は猛烈なものだ。きっと、僕が10年間考え続けたとしても、僕のアタマの変化は、彼の一ヶ月の変化にはかなわないだろう。 そういう時に、笑い始めるんだ! 快楽原理や自己中心性や強化学習マシン、いろいろ説明はあるのだろうが、考え始めることと笑い始めることが一緒に始まるというのが、なんだか知らないが、素晴らしい! 僕も、笑いながら考えようと思う。 (真似しない方がいいのだろうか?)

連続講座「人工知能を科学する」第二回「人工知能と自然言語」

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昨日(10/26)の角川さんでの連続講座「人工知能を科学する」第二回「人工知能と自然言語」の様子です。沢山のご参加ありがとうございました。 あと講演終わってからの打ち上げの様子です。 実はこの間風邪で寝込んでいました。 皆様も、風邪など引かぬようお気をつけください。

Videos from Prospects in Theoretical Physics 2018

rom Qubits to Spacetime,” the title of 2018's  Prospects in Theoretical Physics  program, took place from July 16–27, 2018, and covered topics ranging from the connections between quantum information and the structure of spacetime, to how information is shared between subsystems and is manipulated by the dynamics, and how quantum effects can be included in black hole thermodynamics. Introduction to Information Theory  by  Edward Witten Holographic Entanglement Entropy I  by Matthew Headrick Quantum Field Theory and Entanglement  by  Edward Witten Quantum Information and the Black Hole Interior 1  by  Ahmed Almeiri Light Rays and Black Holes I  by  Edward Witten Holographic Entanglement Entropy II  by Matthew Headrick  Quantum Information and the Black Hole Interior II  by  Ahmed Almeiri Entanglement in QFT  by  Thomas Faulkner Light Rays and Black Holes II  by  Edward Witten Spacetime Thermodynamics I  by  Aron Wall Entanglement in QFT II  by  Thomas Faulkner

神託、魔法使い、数学的証明 (2)

先に、数学の「複雑性理論」という分野には "Oracle(神託)" という考え方があることを紹介した。どんな問題にも、「正しい」答えをすぐに返してくれるという、架空の「全知全能」であるシステムのことだ。 ただ、まったくの「御都合主義」にも見えるそうした仮定は、実は、現代の我々の日常に深く入り込んでいる。古代ギリシャのOracleを引き合いに出さなくても、僕は、"Google" という用語を使った方がわかりやすいと思うのだが。 今回は、このOracleの少し変わったバージョンMerlinを紹介する。ランダムな振る舞いをするOracleだと思えばいい。このMerlinは「全知全能」である点は「普通」のOracleと変わりないのだが、ただ、クセがある。不誠実なのだ。人間の問いかけに、いつも「正しい」答えを返すとは限らない。ときどき、わざと間違った答えを返す。(こっちを、"Google"と呼んだ方がいいのかも) ただ、これだけだと、単なる「神頼み」にしかならないので、人間の知の数学的モデルとしてはつまらない。そこで、もう一人のAuthurが登場する。Authurは、Merlinほどの能力はないのだが、誠実である。その上、彼は、Merlinがいうことが正しいか正しくないかの判断を「正しく」行う能力は持っている。 Merlinが「数学的証明」を提供し、Authurがその証明を「検証」するというシステムがあった時、このシステムで何がわかるかを考えるのを「Merlin-Authur問題」という。 僕は、Scott Aaronsonの"Quantum Computing since Democritus"  https://goo.gl/dwjtsc  で、この問題を知ったのだが、そうでなければ、ずっと「Merlin-Authur問題」を、二人のMerlinとAuthurという名前の数学者が考えた問題だと思っていた可能性がある。(原論文は、L.Babal  "Trading group theory for randomness" https://dl.acm.org/citation.cfm?id=22192 ) 実は、Merlinは魔法使いで、Arthurは