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反省

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MSさんの社内勉強会で講演をしたので、 平野さんから銀座でおごってもらいました。 佐藤 直生さんも一緒です。 食事美味しかったし、二人とも、昔からの友人なのですが、講演料請求しなかったのは、よくなかったと反省しています。

Vladimir Voevodsky の死を悼む

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現代の数学者で、僕が一番注目していたVladimir Voevodsky が、動脈瘤で亡くなった。まだ、51歳だ。John Baezのblogで知った。https://goo.gl/YhnkBK 幻覚・幻聴といった狂気に苦しんだ天才だ。 In 2006-2007 a lot of external and internal events happened to me, after which my point of view on the questions of the “supernatural” changed significantly. What happened to me during these years, perhaps, can be compared most closely to what happened to Karl Jung in 1913-14. Jung called it “confrontation with the unconscious”. I do not know what to call it, but I can describe it in a few words. Remaining more or less normal, apart from the fact that I was trying to discuss what was happening to me with people whom I should not have discussed it with, I had in a few months acquired a very considerable experience of visions, voices, periods when parts of my body did not obey me, and a lot of incredible accidents. The most intense period was in mid-April 2007 when I spent 9 days (7 of them in the Mormon capital of Salt Lake City), never falling asleep for all these da…

訃報

大学時代親しくしていた友人のT君が、9月はじめに亡くなっていた。「行方不明」の僕を、大学時代の共通の友人S君がネットで探しだして教えてくれた。 懐かしいので会おうということになっったら、当時の友人をさそってくれて、4人で新宿で飲む。40年ぶりかな。昔話、楽しかった。 僕は、自分がいた大学の大学院に行かなかったし、その後、東京から遠く離れたところに行ったので、確かに「行方不明」と思われても仕方がないところもある。僕から見れば、皆が行方不明になったと言ってもいいのだが。 デービッド・ドイッチェの"The Beginning of Infinity"を読んでいた。彼のことは、彼が量子コンピュータで有名になる前から知っていた。我々が目の前に見る宇宙と並行して、それと少しだけ違う宇宙が無数に存在する多元宇宙論(Multiverse)を唱える、ちょっとマッドな科学者として。 でも、この本の彼の語り口は、奇矯なところはあまりなく、存外、優しいものだった。彼も、歳をとったのかもしれない。 帰りの車の中で、駅に向かうたくさんの人の群れを見て、それぞれの人の心の宇宙には、僕のいない宇宙があっても、何の不思議もないと感じた。多元宇宙論の、主観主義的な間違った解釈なのだが。 同時に、1930年代に吉野源三郎が書いた「コペル君」の話も思い出した。みんなバラバラに見えるが、みんな繋がっているという話だ。 宇宙の謎は深いのだが、僕らの心も、複雑なものだ。 T君の冥福を祈る。

Google DialogFlow

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おとついの10月10日(事実上は昨日だ)に、Google AssistantのAPIが名前ごと変わっていることに気づく。"Introducing Dialogflow, the new name for API.AI " https://goo.gl/8QBMU3 なんと、IntentにEntityのパラメータをつけて飛ばすというAmazonのAlexaのAPIの構造を全面的に受け入れている! なんてこった。Alexaの影響が、Google Assistantにまで及ぶとは。 7月19日にでたばかりのGoogle Assistant SDK, The developer preview (0.0.3) https://developers.google.com/assistant/sdk/ の悪口で終わっていた、明日のABCでの講演資料に、新しいDialogFlowの話を追加する。 あぶない、あぶない。気づいてよかった。 開発者にとっては、ボイス・アシスタントのプログラミング・モデルが、事実上、Intent/Entityモデルに統一されるのは、いいことだと思う。 Fulfillmentというのは、AlexaのSkillのことだと思っていい。(どうせなら、ここもSkillに変えてもらったほうがよかったのに。)<- 松岡さんのコメント正しいかも。


ABC 2017 Autumn 「はじめてのボイス・アシスタント」

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家電量販店の店頭に、Google Homeが平積みで売られているの見て、ちょっとびっくりしました。アメリカで大ヒットしたAmazon Echo/Alexa の年内日本発売も正式発表されましたね。 ボイス・アシスタントは、我々に最も近いところにあるAI技術になろうとしています。 あさっての10月14日土曜日、日本Android の会のイベントABC 2017 で、AIとボイス・アシスタントについて話します。興味のある方いらしてください。http://abc.android-group.jp/2017a/ 11月14日には、角川さんでもボイス・アシスタントの話をすることになりました。9月12日にやったセミナーの再演です。そのうち、告知があると思います。こちらにもどうぞ。

次回マルレクは、11月30日、IBMさんで開催です

テーマは、「量子コンピュータとは何か?」です。 量子コンピュータをよく知らない初心者を対象とした概論です。ご期待ください。開催のAgendaは、後日に送ります。 可能であれば、「量子力学基礎ハンズオン -- 量子コンピュータを理解するのための量子力学入門6時間集中講座 --」というのも、マルレクとは別企画でやりたいと思っています。 こちらは、もう少し詳しく量子コンピュータのことを知りたい人向けの量子力学の基礎入門講座です。高校生でもわかるものにしたいと思っています。 丸山、量子コンピュータを持っていませんので、「ハンズオン」といっても、紙と鉛筆で手を動かしてもらおうと思っているんですが。あっ、頭も動かしてもらいます。 もっとも、「そんなんで、集客できるの?」という声もありますので、開催は確定ではないんです。

紙と鉛筆持ってきて。消しゴムもあればいいかも。

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物理学者のCarlo Rovelliの本が出ていた。
"Reality is Not What it Seems" 「現実は、そう見えるものではない」 そのまんまのタイトルだ。ミクロな量子やマクロな「時空」の世界には、我々の感覚やそれに基づいた直観は通用しない。 それが全くの別世界なら、その「ずれ」は気にしなくてもいいのだが。ただ、我々が目にする日常的現実は、最終的には、そうした「そう見えるものではない」原理にしたがって動いている。 「最終的にはそうだとしても、それは学問の世界の問題。日常的な我々の生活には、関係ないね。」 と言い切れたらいいのだが、そうではないことは、皆が持っているスマホを見ればわかる。 スマホの心臓部の半導体チップは、我々の直観に優しいニュートン力学にしたがって動作しているわけではない。それは、電子の量子論的振る舞いに基づいて設計・製造されている。 皆がよく使う地図アプリに利用されるGPSもそうだ。静止している時計と運動している時計では、時間の進み方が違うと言うアインシュタインの驚くべき発見は、GPSソフトでは当たり前の前提になっている。 IT技術は、我々の日常の生活とビジネスの世界を大きく変えた。それは、経済や社会的な関係性を、これからも大きく変えていくだろう。 ただ、IT技術を別の目で見ることもできる。 レーザー干渉計での重力波の検出も、cryo電子顕微鏡を使ったタンパク質の構造解析も、コンピュータなしでは実現できないことだ。紙と鉛筆で計算するしかなかったら、こうした「新しい感覚器官」のアイデアさえ生まれなかったろう。 IT技術は、我々に与えられた生物学的な感覚の延長では感ずることのできなかった自然の隠れた側面を、我々の感覚でも理解可能な形で露わにし、そればかりか、さらにそれを日常の生活に利用することを可能にしていくのだ。 直感に反するものを理解するには、数学の助けが必要だといってきたのだが、それはそうとして、現在の技術でうまく工夫すれば、量子論の不思議な世界を、わかりやすい目に見える形で示せるのかもしれない。 そう思っていたら、最近、面白いものを見つけた。これ欲しい。お金がないのを忘れて、一瞬、ポチりかけた。(個人で買うには、高いんだな。) 「量子消しゴム実習キット」 https://goo.gl/hr3Wfk

「量子…