たとえ話で理解するPaxos (1)

 【「たとえ話で理解するPaxos (1)」を公開しました 】

1/29  マルレク「分散合意アルゴリズム (1) — Paxos」にむけ、ショートムービー「たとえ話で理解するPaxos (1)」を公開しました。ご利用ください。

https://youtu.be/DRd1lVhtemo?list=PLQIrJ0f9gMcOTqmza5742zyEYjkApl_fF

今回から、Paxosアルゴリズムの説明に入ります。ただし、まわりみちは続きます。
今回は、Paxosアルゴリズムの「たとえ話」での説明の第一回です。

Paxosという名前の由来から始めましょう。

Paxosは、エーゲ海のギリシャの島の名前です。

ある考古学者が古代ギリシャのPaxos島で奇妙な議会制度が発達していたことを発見し、その意思決定のスタイルが現代の分散システムの設計にも役に立つのではという論文を発表します。それが、 “The Part-Time Parliament”という論文です。

この論文が、世に出るには、少し曲折がありました。論文を原著者に代わって投稿した編集者は、こう言っています。

「この投稿は、最近になって、編集部のキャビネットの中から発見されたものだ。古いものだが、編集長は掲載する価値があると考えた。著者は現在、ギリシャの島々でフィールドワークをしていて連絡が取れないため、私が掲載の準備の依頼を受けた。

著者は考古学者で、コンピュータサイエンスにはほとんど興味がないようだ。また、残念なことに、彼が紹介した謎に包まれた古代Paxos文明は、ほとんどのコンピュータ科学者にとって興味のないものだろう。

にもかかわらず、その立法システムは、非同期環境での分散型コンピュータシステムの実装方法の優れたモデルとなっている。実際、Paxos人がプロトコルに加えた改良点のいくつかは、コンピュータ・システムの文献では知られていない。」

ところが、これは、この論文の本当の著者である Lamportの冗談なんです。

ここでは、この架空の物語を書いたLamportが、Paxos島の議会制度に想定したものをまずみておこうと思います。

それは、アルゴリズムとしてのPaxosの、とてもすぐれた「たとえ話」による解説になっています。

スライドのpdfは、次からアクセスできます。https://drive.google.com/file/d/1LQTrBlOuo8bKVhRQwP9-AawTjEmsusO2/view?usp=sharing

このシリーズののショートムービー・pdf資料は、次からアクセスください。https://www.marulabo.net/docs/paxos/




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