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10/23 小又ゼミ、講演ビデオ公開しました

【 10/23 小又ゼミ、講演ビデオ公開しました 】 10/23に開催した、MMM 小又ゼミ「誤り訂正符号の初歩—古典と量子」の第三回「有限体」の講演ビデオ公開しました。 https://youtu.be/fkkyPRPtlp0?list=PLTCzV3aLjJ1Qj7KjfVaj_k32M_qLaeIUA 次のページで、今回のセミナーの講演資料を公開しています。御利用ください。https://www.marulabo.net/docs/komata03/

浅海ゼミ講演動画公開しました

【 浅海ゼミ第三回の講演動画公開しました 】 MMM 浅海ゼミ「クラウドアプリケーションのためのオブジェクト指向分析設計講座 」の第三回「基本モデル」の講演動画を MaruLaboのもう一つの YouTubeチャンネル MaruLabo Micro Media (MMM) で公開しました。 システムの開発方法論に興味を持っている方、是非、ご覧ください。 https://youtu.be/bPeoHCXjDjM?list=PLTCzV3aLjJ1RgHRwwoEGCGpxx9r1dVu62 講演資料のpdf版は、次のページからアクセスできます。ご利用ください。 https://www.marulabo.net/docs/asami03/ 本日は、MMM 小又ゼミ「誤り訂正符号の初歩—古典と量子」の公開セミナーが 21:00から開催されます。こちらにも、是非、ご参加ください。 小又ゼミの講演資料、zoomのアクセスURLは、次のページからアクセスできます。 https://www.marulabo.net/docs/komata03/

記憶能力の外的拡大 -- 世代から世代へ --

【 記憶能力の外的拡大 -- 世代から世代へ -- 】 10/29 マルレクにむけたショートムービー「記憶能力の外的拡大 -- 世代から世代へ -- 」を公開しました。 https://youtu.be/ituJusOy-i4?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas スライドのpdf版には、こちらからアクセスできます。 https://drive.google.com/file/d/19hIz2RaK_CAYvGzkTfdDvlsIVe81tIwB/view?usp=sharing [ 世代から世代への 遺伝子情報の伝達 ] 生物界で最も基底的な情報システムは、生命現象の固有な部分を構成する、世代から世代への時間の流れに沿った遺伝情報の伝達です。 ウィルスは確かに自分を取り巻く環境を知覚はできません。ましてや,自分の隣にいるウィルスと会話ができるわけもありません。それにもかかわらず,彼らは,自らの複製を無数に作り出すことを通じて,そして,その過程での複製の誤りや突然変異を利用することによって,親から子へ,さらには次の世代へ と,貴重な情報を送り続けています。 こうして,たとえ隣のウィルスとは会話ができなくとも,一方向的ではあるのですが,子孫としてのウィルスヘは情報伝達を行い,自然淘汰によって、全体としては環境の変化を感じとり,環境に適応する能力を持っていると言うことができます。 [ 遺伝子情報によらない、 世代から世代への情報伝達 ] われわれにとって,より興味深いのは,人間において,言語能力等の新たな遺伝的特質の獲得を基礎に,新しい世代間の情報伝達情報蓄積の様式を作り上げることが可能になったということです。 そこで、まず、基本的な役割を果たしたのは、人間の記憶力と言語の能力でした。「口づたえ」で過去のことを若い世代に伝えるのは、普遍的なものです。「口承文芸」は、多くの民族で見られます。 こうした、語り言葉による伝承のスタイルを、大きく変化させたのは、文字の発明とその利用の拡大です。過去のことを伝えるのに、もはや稗田阿礼のような超人的な記憶力は必要は無くなりました。歴史は、文字で書かれればいいのです。 われわれ人間は,DNAを通ずる以外の手段で,歴史上で先行する集団から情報をうけとることができ,かつ,情報を後の世代に伝達しうる

Smellsophy

A. S. Barwich の "Smellosophy" をザッピング。 https://www.amazon.com/Smellosophy-What-Nose-Tells-Mind/dp/0674983696 タイトルは奇妙な造語だが「臭い哲学」とでも訳せばいいのか。副題は「鼻が心に語るもの」。それだけだと、あまり面白そうな本には思えないのだが、とても面白かった。 月末のセミナーに向けて「感覚と情報」というセクションを準備していて、手始めに「五感」(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)のそれぞれの解説をwikiで読み始め、いろいろ調べ始めたのだが、そこで出会った本だ。(ちなみに、「五感」の日本語wikiは「昭和の臭い」がする。) 視覚については、昔はディープラーニングに興味があったので、ちょっと調べたことがある。他の「感覚」についても、それの延長だろうと軽く考えていたのだが、少し、違っていた。まあ、感覚器官の働きを、外界についての情報を生成・エンコードするものと考える点では、一致しているのだが。 冒頭、ほとんどの哲学者たちが、感覚の中で臭覚にはほとんど重きを置いていないことが指摘される。 コンディアック:「すべての感覚のうちで、人間の精神の認識にとって、もっとも貢献していないもの。」 カント:「もっとも不快で、かつ、もっとも無くてもいいように思える感覚器官はどれか? 嗅覚である。」 確かに、知覚と身体性を考察したメルロ=ポンティだって、臭覚については触れていない(と思う。記憶にないというのが正確かな。) 「まなざし」から対自・対他を分析したサルトルだって、「視覚」の抽象化・幻想化だ。それらは「20世紀哲学の臭い」がする。 プルーストの「スワンの家の方に」に、マドレーヌの匂いで記憶が呼び起こされるという一節がある。それについては別に述べる。嗅覚の中枢と記憶の中枢はとなりあっている。それとて、嗅覚と記憶の起源は、同じように古いということを意味しているだけなのかもしれない。 彼女が注目しているのは、匂いのセンサーである 「臭い受容体 olfactory receptors (ORs)」は、より広い「Gタンパク質共役受容体  G-protein-coupled receptors (GPCRs)」の一部であることが同定されたことである。 それによって、嗅

感覚と情報 4 -- 計算するニューロン

【 感覚と情報 4 -- 計算するニューロン 】 10/29 マルレクにむけたショートムービー「感覚と情報 4 -- 計算するニューロン」を公開しました。 https://youtu.be/nDcOHVS6opI?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas スライドのpdf版には、こちらからアクセスできます。 https://drive.google.com/file/d/19C5oj-jjKwn0cwcBs8COa8CmzkzlhsSP/view?usp=sharing ニューロンの働きで重要なことは、それが計算する能力を持っていることです。 ニューロン は、シナプスを通じて受け取った複数の入力から、一つの出力を計算して、その出力をつながっている複数のニューロンに送ります。 出力は「ある」か「ない」かの二種類だけです。ニューロン がの出力が「ある」場合、ニューロンが「発火した」といいます。出力が「ある」か「ない」か、同じことですが、ニューロンが「発火する」か「発火しない」のかが、ニューロンが行う計算では重要です。 このことは、ニューロンが、「発火する」か「発火しない」のか、出力が「ある」か「ない」かといったスタイル、すなわち、1か0かのディジタルなスタイルで信号を処理していることを意味します。 ここでは、ニューロンが行うディジタルな計算の要である、ニューロンが発火する条件を見ていきます。 基本は、ニューロンのすべてのシナプスからの「発火しよう」という意見と「発火やめよう」という意見から、発火するかしないかを多数決で決めていきます。「発火しよう」と主張するシナプスを「興奮性シナプス」、「発火やめよう」と主張するシナプスを「抑制性シナプス」といいます。 ただ、すべてのシナプスが、同じ一票を持っているわけではありません。株主総会での投票権が、持ち株の数に応じて変わるように、あるシナプスは3票の、またあるシナプスは、10票の投票権を持つことがあります。各シナプスが持つ投票権を「重み」といいます。 最後に、発火の賛成票が反対票を一票でも上回れば、発火するわけではありません。ある一定数以上の票差がないと発火は行われません。この票差を「バイアス」といいます。 各シナプスへの入力の有無、各シナプスの持つ重み、ニューロンのバイアス、この三つのタイ

感覚と情報 3 -- ニューロン

 【 感覚と情報 3 -- ニューロン 】 10/29 マルレクにむけたショートムービー「感覚と情報 3 -- ニューロン」を公開しました。 https://youtu.be/gdfM0bsgpag?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas スライドのpdf版には、こちらからアクセスできます。 https://drive.google.com/file/d/15uIgqfAr8aQM6d6MGbnDb1n2rYUO-apN/view?usp=sharing すべての動物は、神経を持っています。そう、クラゲでさえ。 ただ、ニューロン=神経細棒がどのようにネットワークを形成して、どのように信号を伝えていあっているかは、具体的な動物について、具体的にわかっている訳ではありません。なぜなら、それは極めて複雑だからです。 線虫のC. Eleganceは、そのすべての神経の接続がわかっている唯一の生物だと言われています。302の神経と8,000のシナプスがあるそうです。 人間の脳のニューロンが、どうつながっているのかは、大雑把なことはわかっています。ただ、細かいことはよくわかっていません。サーバーの配線ケーブルを見ても、サーバーの働きが理解できる訳ではないのですが、配線の一本一本が、意味を持っているのは確かです。 ニューロンは、シナプスを介して、他のニューロンと接続しています。 ================================= 楽しい哲学「認識について考える」のまとめページ   https://www.marulabo.net/docs/phylosophy01/ ================================= 1,  情報の時代の始まり  -- 1950年代 https://youtu.be/viP_9_wikbM?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas 2.  情報の時代の新段階  --  21世紀初頭 https://youtu.be/xUKtMUXwESM?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas 3.  感覚と情報 1 - 視覚 https://youtu.be/88zdNCpYQbY?list=PLQIrJ0f9g

感覚と情報 1 -- 視覚

【 感覚と情報 1 -- 視覚 】 10/29 マルレクにむけたショートムービー「感覚と情報 1 -- 視覚」を公開しました。 https://youtu.be/88zdNCpYQbY?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas スライドのpdf版には、こちらからアクセスできます。 https://drive.google.com/file/d/15fpXS3fA7p937R8nflMQTpmC6su2L6KT/view?usp=sharing 生物の最も高度な知覚の器官は「眼」です。視覚は、今から5億年以上前のカンブリア紀に大きな進化を遂げたといいます。 捕食者として当時の生態系の頂点に立ったアノマカリスは立派な眼を持っていました。視覚に生物学的な(視覚神経的な)共通の基礎があるのは当然のことだと思います。 多くの動物は目を持っているのですが、ゲーリングは、これら全ての目の構造形成に、同一の遺伝子 Pax-6 が関わっていることを発見します。 視覚研究では、60年代から70年代にかけての、Hubel と Wieselの大脳視覚野の研究が、各方面に大きな影響を与えましたた。 ニューラル・ネットワークの最初の研究も、こうした影響のもとで始まりました。デープラーニング・機械学習の最も基本的なモデルは視覚だといっていいと思います。 ================================= 楽しい哲学「認識について考える」のまとめページ  https://www.marulabo.net/docs/phylosophy01/ ================================= 1,  情報の時代の始まり  -- 1950年代 https://youtu.be/viP_9_wikbM?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas 2.  情報の時代の新段階  --  21世紀初頭 https://youtu.be/xUKtMUXwESM?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJas 3.  感覚と情報 1 - 視覚 https://youtu.be/88zdNCpYQbY?list=PLQIrJ0f9gMcOlromnKjdDMRcVr1BnJJa