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IT企業の勉強会 「量子アニーリング」

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昨日は、あるところの社内勉強会で「量子アニーリング」の話をする。きれいな夜景を撮ろうとしたら、きれいじゃない自分が写っていた。失敗。 「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論基礎演習 I」6時間コース、来週ので、再々演になるのだが、のべ通算で参加者 100名を超えそう。あゆみは亀のようだが、嬉しい。 でも「基礎演習 II」へ進みたいので、「基礎演習 I」の参加者をもっと増やしたいと思っている。どうしようか? https://lab-kadokawa61.peatix.com/

7月28日開催「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論基礎演習」の講義資料

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7月28日開催「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論基礎演習」の講義資料です。ご利用ください。 https://goo.gl/4Yxntm セミナーへのお申し込みは、次のURLからお願いします。 https://lab-kadokawa61.peatix.com/ ------------------------ 「はじめに」から ------------------------ 本演習は、量子ゲート型量子コンピュータの基礎を演習形式で学ぶことを目的としたシリーズの第一回目である。対象を、量子論を初めて学ぶ人として、高校生程度の数学的知識を前提に、基本的なベクトル・行列計算の入門演習を含んでいる。 量子ゲート型量子コンピュータの入門としては、基本的な量子アルゴリズムや量子通信手法の紹介、量子情報理論の入門としては密度行列や量子情報とエントロピーの紹介等、重要な部分が欠けているのだが、それらについては、シリーズの次回以降で取り上げたいと考えている。 また、ここで取り上げられている素材は、物理学的な量子論から見ると、大幅に簡略化されている。こうしたアプローチは、量子論の入門としては、むしろ望ましいことのように筆者は考えている。 こうした簡略化が可能なのは、物理学的量子論が、実在的な物質を対象とし、その運動法則の解明を目指すのに対して、少なくても、量子ゲートの理論は、量子論をそのフレームにしつつ、その対象が抽象的・形式的なものであるところが大きいと考えている。(現時点での量子コンピュータの実装レベルでの達成と、その理論的展望との間には、大きな乖離がある。) ただ、量子情報理論は、量子論から派生したそのサブセットでも、単なるその応用分野だというわけでもない。近年の物理学の大きな話題は、量子情報理論が、物理学そのものの基礎理論なのではないかという関心の高まりのように筆者は感じている。こうした関心が多くの人に共有されることを期待している。 準備期間が短かったので、いろいろ行き届かないところがあると思う。それについては、ご容赦されたい。 ------------------------   目次 ------------------------  ● 量子論の成立と発展  ● 量子論と量子情報理論  ● 補講:ベクトル

渥美さんと

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今日は、  渥美 さん、 加藤 さん、  Kawasaki さんと会食。渥美さん、あい変わらずエネルギッシュ。僕も、いろいろ人に会おうと思う。 

とても暑いが、とても涼しい

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東京、とてもとても暑いのですが、北海道は今年は冷夏らしく、稚内の我が家では、まだ、時々暖房を入れています。 我が家は、石油がまだ安い時期に建てられたので、ボイラーでお湯を作って、温水ファンと床暖で部屋を温める集中暖房方式なんです。同じ石油でも、FFの石油ストーブの方が、ずっと経済的なんですが、床暖房は、快適なんですよ。 ところが、40年近く使っているもので、先月、大きなボイラーが故障し、新しいものに交換したばかりなのですが、今週に入って、寝室と居間の二部屋の床暖のパネルから、水が漏れ出しました。水害です。 こまったなあ。どうしよう。 といっても、今は、稚内も、寒いと言ってもまだ夏ですが、暖房のない稚内の冬は、冷房のない東京の夏より、多分、過酷です。暖房ないと、多分、死にます。 なんとか暖房は維持しないと。 東京、とてもとても暑いのですが、僕の懐は、とてもとても涼しくなりそうです。今年の暑さを乗り切れるくらい。 湯澤 一比古   大型の放熱装置は壊れやすいんでしょうね。 2 管理する いいね!  ·  返信  ·  3日前 丸山 不二夫   可動部分が少ないので、意外と長持ちします。パネルがいかれたのは、今回が初めてです。 ただ、経年劣化で、配水パイプがサビが蓄積していたのが一番深刻で、今年の初め配管を新しいものに入れ替えたのですが、その後、ボイラー、床暖パネルに飛び火しました。 つまり気味の動脈(配管)を、一部、取り替えたのですが、心臓(ボイラー)が停止し、末端の血管(床暖パネル)も詰まって壊死状態になったようなものです。 まるで、人間の老化を見ているようです。 システムの設計というか判断の問題もあります。先にボイラーが壊れていれば、あまり迷わず、集中暖房をやめられたのですが。 ただ、それは、人間にたとえると、動脈硬化を起こしている老人の心臓が止まれば、それ以上、医療費はかからないといっているのと似ていますね。 医療の判断も、きっと、難しいのだと思います。 寿命を迎えつつある老人の、血管を入れ替え、心臓を移植し、そして、手足まで入れ替えるようなことをしているのですが、この生まれ変わった老人は、あと30年は持ちそうで、きっと、僕より長生きします。

Keynote, PowerPointのLaTex対応

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MacのプレゼンアプリKeynoteでLaTexが使えるというので試して見た。確かにきれいに出力できる(図1)。 ただ、僕がよくわかっていないのかもしれないが、次のようなのだと「無効な方程式」だと叱られる。 \begin{equation}  \label{relative.entropy}  \begin{array}{ccl} S(\delta_n,q) &=&   \displaystyle{ -\sum_{i \in N} \delta_n(i) \,   \ln \frac{\delta_n(i)}{q(i)}} \\   \\ &=& \displaystyle{ -\ln \left( \sum_{x \in X \colon N(x) = n}   e^{-\gamma |x|} \right) + \ln Z .} \\  \end{array} \end{equation} 「挿入」->「方程式」で、LaTexの式を入力するのだが、 \begin{equation} ... \end{equation} は、許してくれないようだ。何かやり方わかる人、いらしたら、教えてください。 MSのOffice でもLaTexが使えるというアナウンスが、だいぶ前にあった。WordとPowerPointではやり方が違う云々の情報があったのだが、僕は、いまだにどちらでも使い方がわからない。こちらも、やり方がわかる方、教えてください。 ただ、KeynoteやPowerPointといった、有名メーカーの有名アプリでのLatexのサポートは、いまいちなのだが、なんと、ブラウザー上では、LaTexは、簡単に、しかも無料で使えるのだ。 僕は、MathJax  https://www.mathjax.org/  を使っているのだが、パワポでは使い方さえわからず、Keynoteでは「それは方程式ではない」と叱られた、先のLaTexの式が、きちんと表示できる。(図2) Webの表現力の進化、そして、オープンソースの世界の開発力は、驚くべきものだと、つくづく思う。それが当たり前に見える世界にいると、Appleさんも、MSさんも、すこし心もとなく見える。でも、頑張ってもらわなければ。 次回のマルレクで、La

睡眠は、脳のガーベージ・コレクション!

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「サイエンス」誌の今日のニュースから。 「脳は、睡眠中にアルツハイマー病の病因物質をきれいに取り除いているのかもしれない」 https://goo.gl/mNxdY8 アルツハイマー病は、脳内に、アミロイド・ベータという物質が蓄積して起きることは知られているが、この記事は、アルツハイマー病の発症過程と睡眠との関係を論じたもの。 睡眠不足が続くと、脳内にアミロイド・ベータの蓄積が進むという実験の紹介がメイン。一方で、睡眠が、脳活動に伴う廃棄物の除去に重要な役割を果たしているという、「睡眠=ガーベージ・コレクション(ゴミ集め)説」を紹介している。 寝ている間に、脳の中では、アルツハイマー病の原因物質の掃除が行われているかもしれないということ。このイラスト面白い。 アルツハイマー病の予防に、きちんとした睡眠をとることが重要というのは、常識的にも納得できるとおもう。 IT業界にも多い「睡眠不足自慢」の人にも、ぜひ読んでほしい。20代〜30代の若い人では、睡眠不足が続いても、急速なアミロイド・ベータの蓄積は見られなかったという実験もあるという。これも、経験的には納得できる。でも、そうした生活を長く続ければ、どうなるかということ。アルツハイマーの発症までには、長い年月がかかる。たいていは、65歳以上からなのだから。 個人的には、睡眠サイクルがちょっと変で、ある人からは「寝ない人」だと思われているのだが、でも大丈夫(多分)。ある人が言うように、「寝てばかりいる人」だから。 (LISPやJavaをやっていたものとしては、「睡眠=ガーベージ・コレクション説」は、ちょっとささった。さあ、ボケ予防のため、はりきってガーベージ・コレクトするぞ。) コメント 中野 正和   熱いものを触ると手を引っ込める、所謂「反射」の根本が、五感それぞれに存在していて、味覚なら嘔吐を促す苦味ですが、視覚や聴覚でもキャパ(限界量)があって、入力過多を起こすと、何らかの反射をすると思います。4,5日寝ないと幻覚や幻聴が出ると言う話を聞きますね。心療内科だと「3日寝ないと死ぬ」と言う話があるそうです。 1 管理する いいね!  ·  返信  ·  5日前