睡眠は、脳のガーベージ・コレクション!
「サイエンス」誌の今日のニュースから。
「脳は、睡眠中にアルツハイマー病の病因物質をきれいに取り除いているのかもしれない」https://goo.gl/mNxdY8
アルツハイマー病は、脳内に、アミロイド・ベータという物質が蓄積して起きることは知られているが、この記事は、アルツハイマー病の発症過程と睡眠との関係を論じたもの。
睡眠不足が続くと、脳内にアミロイド・ベータの蓄積が進むという実験の紹介がメイン。一方で、睡眠が、脳活動に伴う廃棄物の除去に重要な役割を果たしているという、「睡眠=ガーベージ・コレクション(ゴミ集め)説」を紹介している。
寝ている間に、脳の中では、アルツハイマー病の原因物質の掃除が行われているかもしれないということ。このイラスト面白い。
アルツハイマー病の予防に、きちんとした睡眠をとることが重要というのは、常識的にも納得できるとおもう。
IT業界にも多い「睡眠不足自慢」の人にも、ぜひ読んでほしい。20代〜30代の若い人では、睡眠不足が続いても、急速なアミロイド・ベータの蓄積は見られなかったという実験もあるという。これも、経験的には納得できる。でも、そうした生活を長く続ければ、どうなるかということ。アルツハイマーの発症までには、長い年月がかかる。たいていは、65歳以上からなのだから。
個人的には、睡眠サイクルがちょっと変で、ある人からは「寝ない人」だと思われているのだが、でも大丈夫(多分)。ある人が言うように、「寝てばかりいる人」だから。
(LISPやJavaをやっていたものとしては、「睡眠=ガーベージ・コレクション説」は、ちょっとささった。さあ、ボケ予防のため、はりきってガーベージ・コレクトするぞ。)
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