AIと数学 -- 「人工知能と数学に関するライデン宣言」

 【 AIと数学 -- 「人工知能と数学に関するライデン宣言」 】

昨日紹介した Nature誌に掲載された「いかにしてAIが数学をだめにするのを防ぐか」というブログ記事のもとになっているのは、あの記事でも触れられていますが、「人工知能と数学に関するライデン宣言」という文書です。

現在 3,000人の数学者がこの宣言に同意し署名しているといいます。この文書は、少なくない数学者が、現在の人工知能技術に対してどのような懸念を抱いているかを知るうえで役立つもだと思います。

できるだけ多くの人がこの文書の内容にアクセスしやすくするために、この文書の翻訳を行いました。文末(コメント欄)に、URLを上げておりますので、是非、お読みください。

AI と数学に関する僕の基本的立場は、以前のマルレク「コンピュータと数学 -- TuringからVeovodskyまで」にまとめてあります。

二年前のこのセミナーでは、あえて「AIと数学」というタイトルを採用せず、「コンピュータと数学」というタイトルにこだわっています。こうした論点については、「コンピュータと数学 -- TuringからVeovodskyまで」(コンシェルジェαバージョン)の「全体概要」のセクションをご覧ください。

重要なことは、二年前にはLLMベースの「AIは数学の問題も解ける」という根拠のない楽観論に対してむしろ必要だった「AIと数学」論と「コンピュータと数学」論の区別が、この間のAI技術の急速な進化によって、もはや古いものになりつつあるということです。

現在のAIは、LLMの驚異的な言語能力の上に、コンピュータが本来持っていた強力な「数学的=論理的」能力を統合した、Neuro-Formal システムへと急速に進化しつつあります。AIの発展段階論では本質的な意味をもつこの変化に、残念ながら、多くの人は気づいていません。「ライデン宣言」も、その例外ではないと僕は考えています。

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Leiden Declaration on Artificial Intelligence and Mathematics
https://leidendeclaration.ai/

 「人工知能と数学に関するライデン宣言」日本語訳
https://maruyama097.blogspot.com/2026/08/blog-post.html

「コンピュータと数学 -- TuringからVeovodskyまで」
https://drive.google.com/file/d/1A6_DiD_xnl1zrW0lenzLPxGFxGNdRAQg/view?usp=sharing

「コンピュータと数学 -- TuringからVeovodskyまで」のまとめページ
https://www.marulabo.net/docs/computer-math/

「コンピュータと数学 -- TuringからVeovodskyまで」のまとめページ(コンシェルジェαバージョン)
https://www.marulabo.net/20240831md/

「コンピュータと数学 -- TuringからVeovodskyまで」Part 1 ビデオ
https://youtu.be/paJUnTImD4M

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