Keynote, PowerPointのLaTex対応


MacのプレゼンアプリKeynoteでLaTexが使えるというので試して見た。確かにきれいに出力できる(図1)。
ただ、僕がよくわかっていないのかもしれないが、次のようなのだと「無効な方程式」だと叱られる。
\begin{equation}
 \label{relative.entropy}
 \begin{array}{ccl} S(\delta_n,q) &=&
  \displaystyle{ -\sum_{i \in N} \delta_n(i) \,
  \ln \frac{\delta_n(i)}{q(i)}} \\
  \\ &=& \displaystyle{ -\ln \left( \sum_{x \in X \colon N(x) = n}
  e^{-\gamma |x|} \right) + \ln Z .} \\
 \end{array}
\end{equation}
「挿入」->「方程式」で、LaTexの式を入力するのだが、
\begin{equation} ... \end{equation} は、許してくれないようだ。何かやり方わかる人、いらしたら、教えてください。
MSのOffice でもLaTexが使えるというアナウンスが、だいぶ前にあった。WordとPowerPointではやり方が違う云々の情報があったのだが、僕は、いまだにどちらでも使い方がわからない。こちらも、やり方がわかる方、教えてください。
ただ、KeynoteやPowerPointといった、有名メーカーの有名アプリでのLatexのサポートは、いまいちなのだが、なんと、ブラウザー上では、LaTexは、簡単に、しかも無料で使えるのだ。
僕は、MathJax https://www.mathjax.org/ を使っているのだが、パワポでは使い方さえわからず、Keynoteでは「それは方程式ではない」と叱られた、先のLaTexの式が、きちんと表示できる。(図2)
Webの表現力の進化、そして、オープンソースの世界の開発力は、驚くべきものだと、つくづく思う。それが当たり前に見える世界にいると、Appleさんも、MSさんも、すこし心もとなく見える。でも、頑張ってもらわなければ。
次回のマルレクで、LambekのCategorial Grammarの紹介を少ししようと思っているのだが、Lambekが表記法をかえて、カテゴリーが上下左右に沢山の添字を持つようになったので、困っています。それについては、また別の機会に。
(面倒臭い)
(連休中、ずっと、一昨年の "It from Qbit" のセッション、ビデオで見ていたのだが https://goo.gl/jiqre3 発表の8割以上は、黒板で、公開された「講演資料」のPDFは、黒板の写真だった。)
図1


図2


コメント

このブログの人気の投稿

マルレク・ネット「エントロピーと情報理論」公開しました。

初めにことばありき

宇宙の終わりと黒色矮星