IT企業の勉強会 「量子アニーリング」 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 21, 2018 昨日は、あるところの社内勉強会で「量子アニーリング」の話をする。きれいな夜景を撮ろうとしたら、きれいじゃない自分が写っていた。失敗。 「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論基礎演習 I」6時間コース、来週ので、再々演になるのだが、のべ通算で参加者 100名を超えそう。あゆみは亀のようだが、嬉しい。 でも「基礎演習 II」へ進みたいので、「基礎演習 I」の参加者をもっと増やしたいと思っている。どうしようか? https://lab-kadokawa61.peatix.com/ リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
宇宙の終わりと黒色矮星 5月 12, 2021 【宇宙の終わりと黒色矮星】 図のようなストーリーで、「宇宙の終わりとエントロピー」という投稿を準備していたのだが、いろいろ雑念が湧いて気がすすまなくなる。その理由は別稿で。 この図は、「閉じられた部屋でのガスの拡散」というわかりやすいモデルで理解されるエントロピーの増大の法則が、あるフェーズから、宇宙規模でみれば、「全ての物質のブラックホールへの吸収・収斂」として現れると言うことを主張している。最初、ペンローズのこの話を読んだときには、目からウロコだった。 このストーリーにはもっと先がある。最近のシミュレーションでは、指数関数的に膨張する宇宙では、巨大なブラックホールに捕捉されるのは、宇宙全体の物質の10%程度だという。恒星起源のブラックホールは 10^67 年で、銀河系中心の巨大ブラックホールも 10^99年で、ホーキング放射で「蒸発」し姿を消す。 ブラックホールに捕捉されなかった宇宙の残りの90%の物質は、元それが属した銀河系から孤立したまま星の一生の進化を続ける。太陽の1.2倍程度の質量を持つ星は「白色矮星」になるのだが、「白色矮星」は 10^17年で「黒色矮星」に変わる。 「黒色矮星」は、現代の「宇宙の終末論」では、もっとも注目されている天体なのだが、それはまだ観測されていないと言う。というのも、この天体は光を出さないからだ。「黒色矮星」の中心は、最も安定な原子である鉄の「結晶」でできていて、温度は絶対零度近くに冷却されている。 「黒色矮星」は、とても長生きする天体である。陽子崩壊がおきるなら、黒色矮星の寿命は 10^32年程度だが、もし陽子が安定しているとすれば、太陽の 1.24倍程度の質量を持つ「黒色矮星」は、10^1600年後に突然崩壊して超新星爆発を起こす。もっと軽い、太陽の1.16倍程度の質量を持つ「黒色矮星」は、10^32000 年後(!)に超新星爆発を起こす。 このシナリオによれば、宇宙は、とてつもなく長い長い退屈な時間をかけて、その死を迎える。「黒色矮星」の超新星爆発は、宇宙の死を飾る最後の打ち上げ花火である。その後には、宇宙には何も起こらない。 この記事は、ジョン・バエズの "Black Dwarf Supernovae" を基にしたものだ。https://johncarlosbaez.wordpress.com/202... 続きを読む
1 + 196883 = 196884 4月 22, 2025 【 1 + 196883 = 196884 −− ある数学的認識の飛躍の物語】 このコラムのタイトル「1 + 196883 = 196884」 は、当たり前すぎて、かえって意味不明かもしれません。 ただ、もしも、あなたのクレジット・カードの最初の6桁の数字に1を足したものが、あなたのマイナンバーカードの最初の6桁の数字と完全に一致していたとすれば、この式は、単なる足し算以上の意味を持ちます。 もっとも、クレジット・カードとマイナンバー・カードの場合、こうした数字の一致は、全くの偶然と考えていいと思います。 このコラムの「1 + 196883 = 196884」の場合も、左側に現れる数字196883と右側に現れる数字196884は、実は、数学の別の分野から取られたものです。 ただ、クレジット・カードとマイナンバー・カードの数字の偶然の一致とは異なって、この等式は、一見無関係に見える数学の分野間の驚くべき繋がりを示唆する、重要な発見の糸口となりました。 1 + 196883 = 196884 という一見自明の等式は、20世紀の数学的認識のある飛躍の物語の、最初の主人公なのです。 【 John McKayが気づいたこと】 1978年ごろ、McKayは、あることに気づきます。 当時は、「モンスター群」の存在は証明されていなかったのですが、FischerとGriessは、モンスター群が「存在するならば」、その最小の非自明な既約表現(最も基本的な「対称性のパターン」を捉える方法)の次元は 196883 であると予想していました。 McKayは、この数字 196883 が、数論の分野で基本的な対象である j-不変量 j(τ) の q-展開(フーリエ級数展開に類似したもの)に現れる係数 196884 に極めて近いことに気づきます。 「1 + 196883 = 196884 だろう ! 」 そればかりではありません。McKayは、さらにj(𝜏) の最初のいくつかの項の係数が、モンスター群 M の既約表現の次元 r(n) の単純な線型結合として表現できることに気づきます。 【 数学者の直感】 先に進む前に、あらためて問題を整理しておきましょう。 第一。ここでの議論には、二つの全く異なる数学的対象、「j-不変量」と「Monster... 続きを読む
機械の言語能力の獲得から考える embeddingの共有・蓄積・検索の未来 12月 31, 2025 機械の言語能力の獲得から考える embeddingの共有・蓄積・検索の未来 #01 「機械が言語能力を獲得した」ということについて https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/blog-post_25.html #02 ことばから文字へ https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/blog-post_51.html #03 情報の共有と情報の集積 https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/blog-post_37.html #04 文字からembeddingへ −− 大規模分散システムの成立 https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/embedding.html #05 文字からembeddingへ −−意味の分散表現論の系譜 https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/embedding_25.html #06 意味の分散表現論の登場 https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/blog-post_27.html #07 文の意味のベクトル表現の発見 https://maruyama097.blogspot.com/2025/12/blog-post_30.html #08 Interlude 1 −− ChatGPTが生まれた日 https://maruyama097.blogspot.com/2026/01/interlude-1-chatgpt.html #09 Interlude 2 −− OpenAI の分裂が残したもの https://maruyama097.blogspot.com/2026/01/interlude-2-openai.html #10 Transformerの登場 https://maruyama097.blogspot.com/2026/01/transformer.html #11 1/31 マルレク「機械の言語能力の獲得を考える」へのお誘い https://maruyama097.blogspot.com/2026/01/131... 続きを読む
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