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6/26 マルレク・リマインダ

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6月26日開催のマルレク「量子コンピューティングの現状と課題」は、本日(6/19 正午)から、申し込み受付開始です。 https://quantum0626.peatix.com/ 簡単にいうと、「現在の技術では、たとえ100量子ビットの量子コンピュータができたとしても、それはすぐには世界を変えないだろう」という話です。  「そんなのわかっている」  「それじゃつまらない」  「ビジネス的には、意味ない」 と思っている人も多いと思います。 でも、それは半分は正しいのですが、半分は間違っています。 いま、驚くほどの豊かさで、情報の世界と量子の世界の接点が拡大しています。  「量子コンピューティングは、なぜ、強力なのか」  「量子コンピューティングは、なぜ、難しいのか」  「それは、我々にどのような未来を開くのか」 こうした問題を、考えるのは大事なことです。 僕は、情報の世界の人類史的で画期的な革新は、量子コンピューティング技術の発展の中で生まれると考えています。 「人工知能技術が画期なんじゃないの?」と思っている人もいると思います。しかし、ディープラーニング技術の一部は、量子コンピューティングに包摂されてようとしています。(それについては、次々回のマルレク「量子ディープラーニング」で取り上げます。) 重要なことは、そうした展望を語れる客観的な条件が生まれつつあるということです。現時点では難しいことの認識を踏まえながら、私たちに与えられている未来の「予兆」について、お話しできればと思います。 プレスキルの論文、翻訳しましたので、是非、お読みください。 https://goo.gl/6qh1oE 写真の「スチームパンク」に出てきそうな機械は、Googleの量子コンピュータの一部です。 https://goo.gl/1dJs6c

お疲れ様でした

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今日の角川さんでの「ディープラーニング6時間集中講義」の様子です。沢山の人が参加してくれました。ありがとうございました。 最後の休憩時間に参加者に感想を聞いたら、「長時間で、疲れました」と言われました。そうなんだ。喋っている僕だけじゃなくて、真面目に聞いている人も疲れるんですね。 お疲れさまでした。

パワポのバグ

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今日は角川さんで「6時間集中講義」。 だいぶ前の講義の再演なので、木曜日に、スライドのチェックをしていた。ひでや君が手伝ってくれたのだが、「先生、スライドの矢印がおかしい」と何度も指摘があった。でも彼が指摘した箇所、何度も見直したがそんなおかしくない。 でも、わかった。 パワポのスライドがPDFに変換されるとひどいことになっていたのだ。一枚目がひでや君がみていたPDF、二枚目が僕が見ていたパワポのスライド。 これまでこんなことはなかった。 この日、Officeのアップデートの通知があって、早速それを適用したことを思い出した。ひどいじゃないか。こんな資料配れない。 悪いことに、もう一台のマックもアップデートしちゃっていた。(僕は大抵、ソフトが更新されると、脊髄反射的に、それをインストールする。バカである。何度も後悔しているのだが。) 困ったな。 あんなことやそんなことを色々試したがだめ。結局、部屋の隅で死んでいた昔使っていたMac Book Airに、一年ぶりに電源を入れ、Office365ではない、昔のOfficeをつかって、ようやくPDFを作り直すことができた。 対応に忙殺され、おかげで、古いリンク切れ等のチェック、ちゃんとできなかったかもしれない。 ひでや君に感謝。 皆さんも、今回のパワポのアップデートには注意を。 落ち着いて見たら、このノード間の細かい線を引くのに、苦労したことを思い出した。見直すたびに、引かれてない線が見つかる。まだ、引かれていない線が残っているかもしれないと思ったが、もういい。あの雑な矢印を見たおかげで、ま、いいかと思う。

7/3 楽しい数学特別編「現代数学との向き合い方」のお知らせ

今回は、「楽しい数学:数理ナイト スペシャル」として、数学者の佐藤文広先生をお招きして「現代数学との向き合い方」というテーマでお話を伺います。その後、丸山との対談を予定しています。対談の司会は、MaruLabo監事の井上準二さんです。 https://math-special.peatix.com/ 数学者に「現代数学」の話を聴く機会は、あまりないと思います。多くの方の参加をお待ちしています。 難しい話なのでは心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。佐藤先生は、平明で分かりやすく数学を語ってくれると思います。 余談ですが、佐藤先生と僕は、大学時代からの友人なのですが、司会をお願いした井上さんと佐藤先生とは、中学校の同級生だったそうです。奇遇です。 (今回のイベントは、四回シリーズの「楽しい数学」の番外編で、「オールナイト・チケット」の対象外です。「オールナイト・チケット」は、あと二回残っている「楽しい数学」で使うことになります。) 佐藤先生の講演概要です。 --------------------------- 「現代数学との向き合い方」 --------------------------- 数学は人類最古の科学といってよいでしょう。数学は数千年にわたるその歴史の中で、過去3回の大変革を経験しています。それは   (1) 古代ギリシアにおける論証数学の成立   (2) 17 世紀の微分積分学の成立   (3) 19 世紀後半から20 世紀初めにかけての「現代数学」の成立 です。 今回は、この3 番目の大変革を取り上げます。ここで「現代数学」といっているものの特徴は   (3-a) 公理的方法を採用し、   (3-b) 集合の基礎の上にすべての数学の対象を構築すること です。 20 世紀の前半では、このような方法をとる新しい数学はしばしば「抽象数学」と呼ばれました。今日ではそれは当たり前となってしまっているので、数学者がことさらに「抽象」を強調することはあまりないのですが、大学の数学科の学生からでも「抽象的で何をやっているのかよく分からない」と言われることが珍しくはありません。そこで、上のような特徴を持つ「現代数学」に対しどのような視点をもって向き合ったら自然な理解ができるのかについて

J-POP

いつも、たいていは洋楽ばかり聞いているのだが、6月9日のロックの日は、ずっとJ-POPを聴いていた。J-POPといっても、防弾少年団やTWICE が日本語で歌っていて、ワンオクはほとんど英語で歌っていた。 J-POP、嫌いではない。でも、たまに意識的に聴きにいくのには、別の理由もある。カラオケで歌える歌を仕入れようと思っているのだ。 カラオケで、おじさんたちに囲まれると演歌が、若い人(IT系だが)に囲まれるとアニソンが多くなる。その中で、「外国」の歌ばかりを歌っていると、居心地が悪いのだ。おじさんも若い人も、お互い歌の趣味は全然違うと思っているのだが、同じところもあるんだなと思う。どちらも自分の国が好きなんだ。 まあ、それはいい。 カラオケは、スポーツで言えば、個人競技で集団競技ではないのだから。それに競争しているわけじゃないし。 日常とは違う感情が得られて、自分が楽しめれば、演歌だろうがアニソンだろうが外国の歌だろうが、どんな歌、歌ってもいいのだと思う。 残念ながら、最近、カラオケ行けていない。お勉強ばかりしている。まあ、それはそれで楽しいのだが。 部屋に引きこもって、BUMPと、活動を再開した GaGaの新しいアルバムが出るのを、楽しみにしている。

6/26 マルレク・リマインダ

本日お昼から、6/26マルレク「量子コンピューティングの現状と課題」の個人協賛会員向けの先行申し込みが始まっています。協賛会員の方、お申し込みよろしくお願いします。  https://quantum0626.peatix.com/   一般の受付開始は、6月19日(火)12:00 からになります。もう少しお待ちください。 今回のマルレクの参考資料として、プレスキルの論文の翻訳を公開しました。「NISQ時代とそれ以降の量子コンピューティングについて」こちらもご利用ください。 https://goo.gl/6qh1oE  

プレスキル "Quantum Computing in the NISQ era and beyond" の翻訳

プレスキルの論文 "Quantum Computing in the NISQ era and beyond" を翻訳してみました。ご利用ください。少し長いかもしれませんので、お時間があるときにでもお読みください。 https://goo.gl/6qh1oE   この論文は、2017年12月5日に開催されたQuantum Computing for Businessカンファレンスで彼が行なった基調講演に基づいています。量子コンピューティング技術の現状と将来展望を知るには、最良の論文の一つだと思います。 (原論文は、こちらです。 https://arxiv.org/pdf/1801.00862.pdf  ) この論文は、彼の言葉を借りれば、「技術的な知識のある読者のために有用なオーバービューを提供することを望みながら、広い層が関心を失ったり当惑しないように難しい専門用語や技術的な詳細を最小限に抑えようとした。」という、専門家と一般の読者の両方を対象にした、なかなか欲張った論文です。 と言っても、取り上げている話題がとても広く、一般の読者には、少し難しい部分もあるかと思います。6月26日のマルレク「量子コンピューティングの現状と課題」では、この論文の紹介と解説を行います。ご期待ください。