数学の力

【数学の力】

ガリレオは、自然を「数学の言葉で書かれている書物」にたとえました。自然の法則を記述するために、ニュートンは、新しい数学を作り上げました。今では高校生が学校で学ぶ、微分・積分は、こうして生まれたものです。

もちろん、私たちは、視覚・聴覚・嗅覚等の人間が生まれつき持っている感覚の力で自然を知ることができます。ただ、感覚だけで捉えられる自然は、狭いものです。線虫のようにもっぱら触覚・嗅覚・味覚で外界を認識する動物は、空に無数の星があることを知りません。そういう僕も、ド近眼なので、「満点の星」を、うすらぼんやりとしかみたことがありません。

望遠鏡や顕微鏡が、我々の視覚の世界を大きく拡大したように、数学も、それとは違った形でですが、我々の自然像を拡大します。

今回取り上げた、分配関数の話には、新しい数学が出てくるわけではありません。高校生+アルファぐらいの数学で十分です。決して難しくはない数学ですが、ただ、それぞれの式の導出で、見えてくる予想外の結びつきは驚くべきものです。

少し難しいところがあるかもしれませんが、是非、自分の手と頭を動かして計算を追ってみてください。

6月26日開催マルゼミ「情報とエントロピー2」のショートムービー第四弾「エネルギーとエントロピー 2 -- 分配関数 Zの利用」を公開しました。ご利用ください。
https://youtu.be/LBLzcrHubwI?list=PLQIrJ0f9gMcM2_4wbtngkEvZEYfuv5HY2

pdf版の資料は、次のページからアクセスできます。https://www.marulabo.net/docs/info-entropy2/

6/26マルゼミ「情報とエントロピー2」のお申し込みは、次のページから現在受付中です。https://info-entropy2.peatix.com/

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