エネルギーとエントロピー
【「エネルギーとエントロピー 1 -- 分配関数 Z」を公開しました 】
6月26日開催マルゼミ「情報とエントロピー2」のショートムービー第三弾「エネルギーとエントロピー 1 -- 分配関数 Z」を公開しました。ご利用ください。
先行した二つのショートムービーでは、シャノン・エントロピーにしろ、ボルツマン・エントロピーにしろ、ある確率分布が与えられた時、エントロピーは一意に定義されることを見てきました。
これは、ある意味、驚くべきことです。ネットワーク上を行き来するメッセージのエントロピー(bitで表される情報量)と、どんなに工夫しても熱機関(18世紀の蒸気機関だけではありません。21世紀のすべてのエンジンについても当てはまります)で仕事として取り出すことのできないエネルギーに対応するエントロピーが、抽象的なレベルでは、同じ構造を持つのです。
このことは、我々の想像以上に、エントロピー概念が、基本的で普遍的な概念であることを意味しています。我々の対象認識が完全でないことは、我々は多くの対象を確率的に理解するというのとほとんど同義です。ですので、我々は、至る所にエントロピーを発見することになります。
ただ、確率分布=エントロピーという理解は、少し、静的で抽象的です。それでエントロピーががわかったつもりになるのは、対象の多様性とダイナミズムに対して、いささか深みを欠いた理解になるように思います。だいいち、それだけですと、「エントロピーは増大する」という、エントロピーの基本的な性質を理解することができません。
今回は、エントロピーと並んで最も基本的な概念であるエネルギーとエントロピーの関係を取り上げます。
続きは、YouTubeで!
https://youtu.be/q44F4ZCCt3M?list=PLQIrJ0f9gMcM2_4wbtngkEvZEYfuv5HY2
pdf版の資料は、次のページからアクセスできます。https://www.marulabo.net/docs/info-entropy2/
6/26マルゼミ「情報とエントロピー2」のお申し込みは、次のページから現在受付中です。https://info-entropy2.peatix.com/
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