たとえ話で理解する「量子暗号」

【 たとえ話で理解する「量子暗号」】

9/3 マルレク「量子情報とエントロピー」にむけて、ショートムービー「たとえ話で理解する量子暗号」を公開しました。お楽しみください。

https://youtu.be/joTWZCO5uEE?list=PLQIrJ0f9gMcOLx0Fm-G0wbNnIRr-GfP2z

今回は、予定にはなかった番外編です。昨日、思いつきました。ベネットの量子暗号 BB84 の初等的な説明です。ケットもアダマールも出てきません。出てくるのは、四種類のコインとコイン投げだけです。この説明、すこし、自分でも気に入っています。

この「たとえ話」でのコイン投げは、もちろん、量子論の観測に対応しているのですが、ここでの四つのコインが、どのような量子状態に対応しているのか考えてもらうのがいいと思います。

実は、BB84の説明としては、まだ途中です。ただ、ここまでくれば、ランダムなビット列に対して、Aliceがランダムにエンコード方法を選び、Bobもランダムにデコード方法を選ぶことを通じて、公開キーが構成できることを、やはり初等的に説明できます。

スライドは、こちらからアクセスできます。BB84自体、物理的というより論理的なパズルみたいなものですので、動画を観るより、週末、ゆっくりpdf眺めてもらえればと思います。

https://drive.google.com/file/d/1rvcj5FCjmwZkJ8MfNXZfCIjSeqvMP3pC/view?usp=sharing

明日のショートムービーから、第二部の「様々なエントロピーの形式」に入ります。ご期待ください。

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