セミナーの名称変更について
お伝えしていた3月23日開催予定の量子プログラミングのハンズオンですが、名称を「実際の量子コンピュータで学ぶ量子プログラミング入門」から「量子コンピュータで学ぶ量子プログラミング入門」に変更します。 今年に入って、IBMさんが量子コンピュータの商用サービスを開始したことをご存知の方は多いと思います。(例えば、次の記事「IBMが世界初となる商用量子コンピュータ「IBM Q System One」を発表」https://goo.gl/yqn5tv ) 同時に、IBMさんが、無償で実際の量子コンピュータにアクセスできるサービスを始めていることも、画期的だと思います。今回のハンズオンは、このサービスを使ってみようという企画です。 今はもう、誰でも、ネット越しに無料で量子コンピュータを動かしてみることができる時代になっているんですね。思っていたより、だいぶ早いですね。 今まで展開してきた「紙と鉛筆で学ぶ ... 」というシリーズに対して、「実際の量子コンピュータで学ぶ ...」という対比も面白いと思いました。 ただ、少し問題があります。 一つには、ハンズオン当日に、お目当の量子コンピュータが、ちゃんと機能しているか保証がありません。昨日の状態ですと、IBMさんが無償で提供している4台の量子コンピュータのうち、3台が「メインテナンス中」でした。(その点は、有償の「商用サービス」とは、違っても仕方ないですね。) もう一つには、もしも、実際の量子コンピュータが動いていたとしても、ハンズオンで数十人が一斉にログインした時の挙動の予測がつきません。多分、ハンズオンの参加者だけでなく、世界中からのアクセスもあるでしょうから。やってみないとわかりません。 というわけで、すべてのハンズオンを実際の量子コンピュータ上で行うというわけではないことを明確にしたほうがいいと思っています。 次のようなことを考えています。 ・ハンズオンの課題は、量子コンピュータのシミュレータを使います。 ・実際の量子コンピュータを使う手順を解説します。 ・実際の量子コンピュータにアクセスし、いくつかの課題を実行します。 もしも、ハンズオン当日に、実際の量子コンピュータにアクセスできないことがあっても、最低限、後日、機会を改めればアクセスできるようにしたいと思っています