標準モデル

僕の好きな二人の学者、ジョン・バエズとスコット・アーロンソンが、とても面白い議論をしている。今日のバエズの blog Azimuth から。"Problems with the Standard Model Higgs" https://goo.gl/VxQWdA
物理の「標準モデル」には、25個ものパラメーターがあるのだが、それは決して「定数」ではないという話。エネルギーに準じて、そのパラメーターは、お互い関連しあって変化するという。
多くの物理学者は、高エネルギー状態で、これらのパラメーターが統一されると信じているのだが(いわゆる「大統一理論」)、どうもそんなに単純ではないようだ。
「物理学者の哲学は、『神様は、高エネルギー物理を設計された。だから、低エネルギーの物理は、大学院生にでも研究させとけばいい。物理を知りたければ、高エネルギーに集中すべし』というものだ。」 とバエズは言う。あはは。
「実践的」に重要なのは、Higgs粒子の質量がマイナスになるとか、現在とは違う「真空」の相がありうるということ。
その帰結は ....? 
物理学者は、「シーだよ」と小声で話しているそうだから、ネタバレしないでおこう。

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