XXXTentacion



ストリーミングで音楽をかけっぱなしにしていると、誰のなんという曲なのかはわからないのだが、音楽だけは耳に残っていることがある。
この前、アメリカの若いミュージシャンが強盗に射殺されたというニュースを見て、誰だったろうと調べたら、殺されたのは XXXTentacion という奇妙な名前の若者だった。(本名は、Jahseh Dwayne Ricardo Onfroy)
彼の曲は(これも、あとで曲名を知ることになるのだが、"SAD!", "NUMB", "Moonlight" 等々)は、よく耳にしていた。よくストリームに流れていたのも無理もない。彼のアルバム"?"(Question Mark)は、ビルボード一位の大ヒットだったらしい。
てっきり、カート・コバーンやエイミー・ワインハウスのような「27歳クラブ」のメンバーが一人増えたのだろうと思い込んでたのだが、違っていた。彼は、まだ20歳だった!
なんとも痛ましい。
ただ、wikipediaやネット上の彼についての情報を見ていくと、彼の別の一面が浮かび上がってくる。
彼は、生前に、彼の"SAD!"のプロモーション・ビデオを制作していたのだが、それは、彼の葬式が舞台のビデオだった。そしてそれは、彼の死後に公開された。
XXXTENTACION - SAD! (Official Music Video)
https://goo.gl/5dd6eD
なんとも暴力的なビデオなのだが、彼が戦っているのは、死んだはずの自分である。
このビデオは、再生回数でYoutubeの最高記録を更新したらしい。
「犯罪者」にして「アーティスト」という類型は、確かに存在するのだが。
彼の歳の頃に、確かに読んだはずの「聖ジュネ」を思い出そうとしたのだが、論理的な命題はまるで思い出せず、いろいろなトリビアルな場面とその場面での感情しか呼び出せなかった。
「解釈」は、別にして、彼の「最後」のアルバムは、素晴らしいと思う。そして、哀しいアルバムになった。
このアルバムの冒頭に"Introduction (Instruction)"というのがあるのだが、これは、曲ではなく、このアルバムをこう聞いてほしいという彼の語りだ。
なんども、"Open Mind", "Open Mind" という呼びかけがある。それも、今となっては、痛ましい。
心を開いた彼の活動を、見たかったと思う。
「聖ジュネ」の言葉は思い出せなかったが、心に浮かんだのは、次の言葉だ。
「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。」


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