「知識」を手にいれるコストは、どんどん安くなっている。

150ドル(1万6000円ぐらいか)する立派なハードカバーの本の電子版が3,000円で売っていたので、手拍子で注文したのだが、リーダーが楽天koboだった。koboは僕のタブレット(Amazon Fire)じゃ動かないことが判明。しょうがないのでMacのkoboアプリで読むことに。
不便だなと思って、もう一度調べたら、同じ本がKindle版で出ていて、2,000円だった。ちょっと損した気分。
でも、驚いたのは、ハードカバーで150ドルする同じ本が、ペーパーバックだと15ドル以下で売っていたこと。中古じゃなくて新品でも。
紙の本は、電子本より高いと思っていたが、このペーパーバック、電子版より安い。この極端な値付けだが、何があったんだろう?(売れないから、叩き売りなのかな)
紙の本を買えばよかったとは思わないけど(400ページのペーパーバックは読みにくそう)、院生時代には高くて買えなかった本が安く手に入りそうにみえると「衝動買い」しちゃうのはよくないと反省。別に「お金持ち」になったわけでもないのだから。
「知識」を手にいれるコストは、どんどん安くなっている。
立派なハードカバーの本を本棚に並べても、賢くなるわけではないのだから。僕の「知識」の90%以上は(測ったことないけど)、ネットで「無料」で手に入れたもの。
長生きしてよかった。

コメント

このブログの人気の投稿

マルレク・ネット「エントロピーと情報理論」公開しました。

初めにことばありき

人間は、善と悪との重ね合わせというモデルの失敗について