人生百年時代と「Ubasute」




karaoke, bonsai, origami のように、そのまま世界に通じる日本語は少なくない。
ひょんなことで、そのリストに、ubasute(姥捨)も加わっていることをみつけた。https://en.wikipedia.org/wiki/Ubasute
ロシア語のwikiにも載っていた。https://goo.gl/8FacdG(僕は、ロシア語はできないのだが)このロシア語wikiに、「ウバステの話は、1922年に訪日したアルバート・アインシュタインに強い印象を与えました。」という記述があった。
面白そうなので「姥捨 アインシュタイン」でググってみたら、たくさん出てきた。一部では有名な話だったらしい。
「姥捨て山の話を聞いて、泣いた、アインシュタインの話」https://goo.gl/cUStfm
「アインシュタインが聞く」 https://goo.gl/YuTctB
日本語wikiによると https://goo.gl/a3JX5R (履歴をみたら、アインシュタインのエピソードは、なぜか削除されていた)、姥捨伝説には「難題型」と「枝折り型」の二類型があるという。アインシュタインが感激したというのは、「枝折り型」。 
ただ、僕が気に入ったのは、この二つの類型には含まれない、次のような話。ストレートなブラック・ジョークだ。
「年老いた親を捨てに行く際に子供も連れて行くが、担いできたもっこごと親を捨てようとする。すると、子供に「おっ父を捨てるときに使うから、もっこは持って帰ろう」と言われ」たという話。
「人生百年時代」というけど、百歳まで、働けるわけはない。

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