タイム・トラベルが可能だということ

タイム・トラベルは可能だって知ってました? タイム・マシンは、実在するんです。それに、誰でも、そのタイム・マシンに乗り込んで、未来に行くことができるんです。
今日は、特別に、未来へのタイム・タラベルの方法をお教えします。
まず、30分ほど、心を空にして瞑想してみてください。一説によると、カラオケで歌っていても、暴れていてもタイム・トラベルはできるという人もいるのですが、まずは、初心者向けには、瞑想から始めるのがいいかと。
次に、時計を見ます。
あら、不思議。あなたは、瞑想を始めた時から30分後の未来に、タイム・トラベルしている自分に気づくでしょう。
以上。
期待した人ごめんなさい。それ以上に、最初からインチキだと疑っていた人、それは、あなたの考え違いかも。僕らは、未来には旅ができるんです。
このタイム・マシン、弱点もあって、過去には戻れません。また、パイロットが亡くなると、マシンは止まってしまいます。それは、多分、どのタイム・マシンでも同じでしょうが。でも、僕らが生きている限り、どんな遠い未来にも行けます。
「俺は、もっと早く、今すぐ未来に行きたいんだ」という方、それは無理だと思います。電車の中で走っても、目的地に早く着けるわけではないように、僕たちは、だまって何もしていなくても、4次元の時空を、光のスピードで未来に向かって進んでいます。これ以上の加速はできません。(ただし、時間を、虚数で測らないといけないのですが。物理学的には、ローレンツ変換や、相対論の光円錐の話です。)
僕は、この話が好きなので、何度も繰り返している。「またか」と思った人、ごめん。
親しい知人が、ガンになったことを聞く。彼のタイム・マシンが、未来に向かって飛び続けることを、切に願う。
個人として考えれば、別々のタイム・マシンに乗っているのだが、「人類」というくくりで考えれば、僕たちは、みな同じ船に乗っているのかもしれない。
(2016/09/15)

コメント

このブログの人気の投稿

マルレク・ネット「エントロピーと情報理論」公開しました。

初めにことばありき

人間は、善と悪との重ね合わせというモデルの失敗について