Bob Dylan "I'm not there"

huluでボブ・ディランの映画、"I'm not there"を見る。面白かった。フェリーニの映画を思い出した。どれくらい面白かったかというと、ミーハーなので、彼の自伝 "Chronicles Volume One"を読み始めていたのだが、「残りは、あとで読めばいいか」と思うくらい。
全編に彼の曲が流れる。エピソードのいくつかは、僕も知っている(リアルタイムで。過去の)ものだった。ただ、この映画は彼の「伝記」映画ではない。事実に忠実なドキュメンタリーが、最良の「伝記」の形式とは限らない。そんなことをしていたら、それは、限りなく長く退屈なものになるだけだ。
ウディー・ガスリーやビリー・ザ・キッドがボブ・ディランなんだ。ランボーずきのキザな若者も。そして、ギンズバーグやビートルズとも交流する。この監督が切り取るものは、シュールだがシャープだ。
ランボーやギンズバーグはおいといて、「ウディー・ガスリー」という名前の黒人の少年(である、ボブ・ディラン)が、貨物列車にもぐり込んでアメリカを放浪するというエピソードは、最近、なぜかポツリポツリと読み返している「ハックルベリーフィンの冒険」を思い起こさせる。「アメリカは歴史の浅い国だ」と思っている人は、少なくないように思うのだが、多分、それは間違いだ。
でも、僕は、ボブ・ディランのことも彼の曲も、よく知らないのだ。彼が一世代年長だが、若い人から見れば誤差の範囲内の同世代なので、出会うべき機会はあったはずなのだが、その頃の僕の関心に、彼はいなかった。そんなものだ。
今見たら、家の近くの「早稲田松竹」でやっていた。見に行けばよかった。http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/schedule.html


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